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《細川藩御座船・波奈之丸》天井画復元

肥後藩・御座船『波奈之丸(なみなしまる)

 

御座船『波奈之丸』は、藩主が参勤交代のとき、豊後鶴崎から海路で大阪まで往復する際に用いたもので、海御座船としては国内で唯一舟屋形が現存しています。

この中に設けられた主室の《御座の間》と次室の《次の間》の二室は、黒漆塗りの格天井で、格間には彩色で二室合計171枚全てに草木花果の絵が描かれています。

天保11年頃(1840年)、矢野良敬や杉谷行直らの筆によるもので、盛上げや截金を駆使し、絵は写実的で植物の特長をよくとらえ、一見して種類の判別が出来るものが多く描かれています。

日本画工房 浮島館に集うメンバーで創設した「NPO法人くまもと文化財プロジェクト」により再現された波奈之丸天井画の模写作品。104枚が完成し、2022年9月まで熊本県内を巡回予定。その後、県外や熊本城内での展示も視野に現在活動中!

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